食品を包んだりするサランラップ。
今の生活には欠かせないものになっているが、時にはモノを縛る梱包フィルムの代用品としても使える。
絵の具の乾燥を防ぐものとしても大変便利である。
しかし、もともとは熱や油分に強いこの樹脂フィルムは戦場で弾丸や弾薬を湿気やほこりから守るために軍事目的で開発されたらしい。
開発した人の家族がサンドイッチを包んで、ハイキングに出かけたことが今のような使われ方をするきっかけになったと言うが、意外であった。
以前、ここで「竹輪の穴は弾丸を入れて運ぶ為に空いている」なんて大嘘の馬鹿げたことを書いたのを思いだしたが竹輪なんかを使ったら、それこそ弾丸は湿気で使いものにならなくなる。
世の中にはサランラップのように本来の目的から違う用途に使われるようになったものが沢山ありそうである。
もともと作業着として作られたジーンズや、軍事目的で開発されGPS等もこれと同じような類であろう。
ちなみにサランラップを使って簡易クラッカーも作ることもできる。
紙ふぶきをラップに空気と共に包みこみ、締め付けた根元から強く押し付けると本物以上の爆音のクラッカーができるらしい。
素材の可能性は無限である。