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お弁当

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僕は表現方法を良く料理に例える。

素材選び、調理、味付け、盛り合わせ等、料理をするようになってますます様々な造形と共通することばかりだと実感する。

その中でも制約のある料理にはかなりのテクニックや発想力が要求される。

ただ好きな材料を使い何も制約がない中で作ることより、制約のある中で作る料理はとても大変だ。

例えば弁当。

限られた空間の弁当箱に納得のゆく料理を完成させるのは難しい。

時間的な制約もある。

使える素材や、調理方法にも制約がある。

さらに冷めても美味しく頂けるものでなくてはならない。

最近、僕にとって目から鱗状態のお弁当写真をいつも懇意にして頂いてる料理の達人から送って頂いた。

僕が作る弁当なんか竹輪はスボラな輪切り。

しかし料理の達人は全然違う。斜め、それも程よい大きさ。

ちょっとしたことだが、こんな風に切り方だけで料理は大きな差がでる。

造形全般に言えることだが、このちょっとしたことが達人との差になるのだ。

お話を聞くと、フライパンも一つで済むように調理する順番を考えると言う。確かに朝の忙しい時間にいかに手際良く調理を済ませるかも大きなポイントだ。

本当に料理は奥深い。

弁当は本当に難しい。