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デッサンのテクニック

要はいかに本当らしく嘘がつけるかである。

もともと平面の紙切れに三次元の空間を感じさせようなんてこと自体が嘘つきの始まり。

つまり「嘘つきレベル」が上がるればそれだけデッサンも上達する訳である。

しかし、嘘をつくのはなかなか難しい。

適当に嘘をついたのでは、すぐにばれてしまうので、あらかじめいろんな下調べや自然体で嘘をつく練習を普段からしておく必要がある。

特に見える部分ではなく、見えない部分への配慮が大切だ。

すると見えないものまで簡単に描けるようになったりもする。

だいたい、ほとんど透明で見えないサランラップなど、ただ眺めていても描けるようにならない。

どんな特徴があって、どんな構造をしてるのか。どんな風にごまかしたら本当にあるように見えるのか。

そんなことを理解した上で嘘をつくと

あれ、不思議、、人の目は簡単にごまかせる。

真実以上に本当ぽい嘘がつけるようになったら、あなたはデッサン上級者。

ただ嘘つきのテクニックは向上しすぎると、逆に「嘘っぽく」なるので注意が必要。

ちなみに僕は今だに二次元デッサン。

嘘をつくのが苦手です。

構図

よく絵画や写真等で使われる「構図」とは

つまり料理における「盛り合わせ方」みたいなものである。

美味しい料理であっても、盛り付け次第では食べたくないものになる。

逆に、まずい料理でも盛り付け次第で美味しそうに見せることは可能だ。

ただし後者の場合は食べてがっかりしてしまうのに対して、前者は、「意外にいける」と言う評価が得られたりする。

見せかけと内容はやはりバランスが取れているのが一番だが

まずい料理をわざわざまずそうに盛り付けるメリットは少ないかも知れない。

似たようなことは普段の社会生活の中でもある。

一見、悪そうな人が良いことをすると、実際より高く評価されるのに対し、逆に見える人が良いことをしても前者程評価されることは少ない。

「意外といい人」と

「意外と美味しい」は

似ている。

話しが横道にそれてしまった。